子どもの「聞いて!聞いて!」を聞くススメ

子育てのヒント
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「子どもって本当にいいもんですよね!」って、前回アップした水野晴郎さんが金曜ロードショーの最後に言われていたあの有名な発言からスタートです。(よかったら、その時の記事も見てね♪)


子どもって摩訶不思議な生き物ですよね。
今回は、子どもが言葉を自在に使い始める4歳くらいから3年間くらいの、魔の期間。
「聞いて、聞いて、ねぇ聞いて。」の時間について書いていきたいと思います。


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マシンガンを浴びせられるような聞いて聞いて攻撃

小学生くらいの特に女の子のお子さまをお持ちの方だと、誰しもが猛烈に嵐のような攻撃にさらされた記憶があるのではないでしょうか。

まだ3歳くらいまでの子どもをお持ちの方だと、いつか必ずこの攻撃を受ける時期が来るので心しておいた方がいいです。

我が家には12歳と6歳の娘がいますが、漏れなく二人とも「聞いて聞いて攻撃」を習得してバシバシ使ってきました。次女は今まさに最高潮です。

とりあえず、どのような攻撃か説明をさせてもらうと。
例えばお父さんに対して。

「ねぇ、パパ聞いて、ドラえもんの話をするよ!。ねパパ聞いてる、ドラえもんがのび太君とケンカしてね、ねパパ、それでねパパ、仲直りしたんだけどねパパ、今度はジャイアンにね、パパ、聞いてる、パパ、のび太君が叩かれたんだよ。パパ、分かったパパ。」

なんだか分かったような、分からないようなドラえもんの話をしたいのか、ただパパと言いたいのか分からない話が永遠に続くんです。
完全に撃沈です。

この「聞いて聞いて攻撃」は無敵でして、もし聞いていないととらえられたら、逆鱗に触れてしまうんです。撃沈ではすみません。再起不能に陥ります。最後には完全に怒って、すねて、泣きます。。

このかわしようのない波状攻撃に毎日さらされる時期ってありますよね。

「聞いて聞いて攻撃」聞き流すことは正解なのか。

変な話ですが、「聞いて聞いて攻撃」に立ち向かったことってありますか?

あまりにも毎日「聞いて聞いて攻撃」を受け続けてしまうと、段々と子どものお話が雑音になってしまうというか、完全に聞き流してしまっていることってないですか?聞き流すことに罪悪感を感じなくなるくらい麻痺してしまっているような感じ。

たしかに、想像を絶する攻撃ですから、正直ずーーっと聞いていると相当のダメージを受けているような気になることさえあります。特に何か別のことを考えている時に攻撃を受けると、ちょっと待って、という前に、うん、うんと聞いているような適当な相づちをうっては聞き流してしまう。

この攻撃が壮絶なものであることは私を含め多数の親御さんが思うことだと思いますので、仕方のないことだと思います。

でも、その聞いていないという事実、聞き流しているなという事実は子どもは敏感に感じているんですよね。

感覚の違いだけかもしれないので、敏感で紙一重だとは思いますが、聞いて聞いて攻撃を真っ向から立ち向かったら、相当、面白いと思いますよ。

子どもの聞いて聞いて攻撃はきちんとレベルアップしている。

私は最近、子どもの聞いて聞いて攻撃をしっかりと受け止めて、逆にこちらも負けずに聞いて聞いて攻撃を仕掛けます。それはそれは盛り上がる攻防戦です。

子どもはやっぱり自分の聞いてを聞いてもらえていることが分かると、生き生きとした目で、どんどんお話がヒートアップしてきます。これまで使わなかったような新しい単語をつかったり、話の中で私が言った言葉の意味を知りたがったりします。昨日、意味を知ったばかりの言葉を、今日、自分の言葉でしっかりと意味を間違わずに使ったりもします。

聞いて聞いて攻撃VS聞いて聞いて攻撃の決着はなかなかつきませんが、子どもの語彙力が私に段々と近づいてくるのは間違いありませんし、それが会話の中でわかるんですよ。

ただ会話しているだけなのに、その会話が、一つのレッスンになり、成長につながっているんだと思うと、怯まずに聞いて聞いて攻撃を受けて立つのも楽しいじゃないですか。

子どもの成長のためにも、子どもの話は聞き流すことなく聞いてあげることをおススメします。

子どもの「聞いて聞いて攻撃」には終わりがやってくる。

もし、あまりにも激しい攻撃のために、逃げ出してしまいたくなった時には是非思い出してほしいのですが、子どもの聞いて聞いて攻撃には必ず終わりがやってくるんです。それは、小学生の高学年になるにつれて、段々と弱まってくるんです。

今は確かに、強烈かもしれませんが、「今だけ」と考えて、聞いてあげてください。子どもが大きくなった時に、聞いて聞いて攻撃を受ける準備をしても、その頃には、攻撃はおろか、相手にもされなくなっているかもしれません。

今だけの楽しみと思って、聞いて聞いて攻撃を仕掛けてくるうちは、こちらも防戦一方や敵前逃亡をするのではなく、聞いて聞いて攻撃をもって、攻め込んでみてはいかがでしょうか。
きっと新しい発見があって楽しい会話になると思いますよ。

おわり。

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