「読書通帳機」が子どもの読書離れを止められるか!全国の自治体関係者の皆様、是非!

子育てのヒント
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「読書通帳」というシステムが身近にあれば、もっともっと楽しい図書館通いができたのではないかと思い記事にすることにしました。

そもそも皆様、読書通帳って知っていますか?
私は、今日、はじめて知りました。
残念ながらこのような遊び心と子どもの教育にとても有用な発想を持ち合わせていないことに腹立たしさしかありませんが、この読書通帳って、なかなかによくできているな―と思います。

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「読書通帳」ってなに?

読書通帳機というものを開発したのは、株式会社内田洋行という会社で主に、公共関連事業としてICTシステムの構築や機器販売、教育機器の製造・販売等を行っている会社だそうです。

2010年4月に日本で初めて山口県下関市立図書館で導入された「読書通帳機」ですが、簡単に説明すると、利用者が自分が借りた本を銀行の通帳のようなものに記録することができるシステムです。

銀行通帳を参考にされているので、お金を貯金することの喜びのように、本を読むことの喜びを感じられる、とても遊び心と実用を併せ持った取り組みです。

効果はいかほどか。

このサービスがもし、私の住む町で導入されれば、間違いなく家族全員読書通帳に登録しますね。
ご紹介した株式会社内田洋行のウェブサイトに導入事例が掲載されていますが、導入された自治体の多くは、蔵書のIC化に併せてこの読書通帳の導入をされていて、どこの自治体も悩んでいる蔵書の管理や利便性の向上を図るタイミングと丁度マッチしたのかなと思います。

また、導入された自治体の様子を写真などで見てみると、いずれも新たに図書館を建て替えたのだろうなという、とてもきれいな図書館の様子が見て取れました。

新規の登録者の数も伸びているようで、人気は上々のようです。

それにしても、恐らくは導入経費が高額になることからだと思いますけれども、まだまだ全国的にみると一部の自治体でしか導入されていないように見受けられます。

もし導入したら、休みの日になると子ども達が通帳にどんどん記帳しながら、本をたくさん借りに来て、本を読むことの良さを知るチャンスが増えるのに、なんだか残念でなりません。

我が町の図書館に読書通帳を導入してもらうにはどうすればいいのだろう。

私は、今日初めてこの読書通帳の存在を認識しましたけれども、当然自治体の図書館等を管理する部所で勤務されている職員の方だと承知のことだと思います。

もしかしたら、担当の職員さんもこのようなシステムを導入すれば、市民(町民)が本に触れる機会が格段に増えて、読書をすることで、市全体の文化的レベルが向上するとの試算もされているかもしれません。

でも、きっとそれだけでは導入されないはずなんです。

しかしながら、どこの組織でもそうですが、担当の職員の方は理想と現実のはざまで苦しんでいると(勝手に)思います。
やっぱり新しいシステムを導入するとなると、莫大な経費(予算が)が必要となりますし、議会等でも取り上げられること間違いありません。

何か市民・町民レベルでお願いできる手立てはないものでしょうか。

提案①:市長・町長へ直接届く提案メールを使うのはどうか。

そこで、私たち市民レベルで行える方法の一つに、市長・町長へのメール等はどうでしょう。
透明性が求められる昨今では、市長・町長に直接市民・町民からメール等で提案ができる制度がありますよね。

そういった行政への参加手段を活用して、提案してみてはどうかと考えています。私も今日知ったばかりですが、有言実行で近日我が市にメールで提案してみたいと思います。

提案②:建て替え話のある図書館に対して提案してみる。

この方法は、時期を選べないのが最大(にして最強の)の弱点ですが、もし丁度建て替え時期にきていたら、この際、読書通帳を導入してみたらどうですか?と提案する方法があるかと思います。

案外、戦後景気が落ち着いてきた頃に、文化的レベルを向上させるために、全国的に図書館等の文化施設がどどどっと建設され、利用開始されてから、30~40年程度経つのではないでしょうか。

その後、バブルも崩壊して、市町村合併も一段落して、丁度今、図書館の建て替え時期にある市町村って多いんじゃないでしょうか。

ねらい目ですよね。子どもに読書を好きになってもらうチャンスだと思って、自治体にお願いしてみるのもいいかもしれません。

これだけ電子機器・ゲームが氾濫している今こそ「図書館」の大切さを認識したい。

私も含めて、スマホ、PC、ゲーム機等液晶の画面を見ない日っていうのは一日もない時代にきていると思います。
それが残念なことに、小学校に上がる前の園児、さらにちっちゃな赤ちゃんまでもが同様だと思います。

確かに、YouTube見るのは面白いですし、私も下の子ども(6歳)に割と積極的にスマホを見させていたりもします。

でも。

電子機器を否定しないけれど、だからといって読書を不要と考えてはいませんよ。

子どもには電子機器を使ったゲームや動画を見ることを積極的に止めさせようとは思っていませんが、本や絵本などの紙媒体での読み物も同じようにしっかりと読ませてあげたいと思っています。

どちらかといえば、マンガよりも文字だけのものを進めていきたいです。

頭のなかで、書き手の思いを感じながら、どっぷりとその本の中に入り込んで、時間も忘れて、読みふける。本好きにしか理解できないかもしれませんが、このような感覚を子どもの頃から味わってほしいなと常々思っています。

だから、自治体の皆様!読書通帳を是非我が町の図書館に導入してください!

おわり。

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