子どもを、叱る?怒る?叱らない?一体何が正解なのか

子育てのヒント
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こんにちは。

子どもを怒鳴ること、ありますか?
子どもに大きな声をを上げること、ありますか?

子を持つ親として、その当たりのことについて考えていきたいと思います。

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まず、言葉の意味をきちんと理解する

タイトルにも書きましたが、子どもを叱るのと、子どもを怒るのと、なにがどう違うのでしょうか?結構、言葉としての使い分けを知らない人は多いのではないでしょうか。

「叱る」とは。

(1)(目下の者に対して)相手のよくない言動をとがめて、強い態度で責める。「子供のいたずらを-・る」
(2)怒る。「猪のししといふものの、腹立ち-・りたるはいと恐ろしきものなり/宇治拾遺 10」

(3)陰で悪口を言う。「あのやうなしわい人はあるまいと申して、皆-・りまする/狂言・素襖落 虎寛本」

コトバンク(https://kotobank.jp/)より

とあります。

では、続いて、「怒る」とは。

(1)不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。「真っ赤になって―・る」
(2)よくない言動を強くとがめる。しかる。「へまをして―・られた」

コトバンク(https://kotobank.jp/)より

とあります。

このように並べてみるとよく理解できると思います。
要は、腹を立てて、感情に任せて子どもにぶつけることを、怒る。理性的に子どもを躾けるために注意することを、叱る。こんな感じでしょうか。

では、子どもに対してはどちらが適切ですか

問題形式ですみません。

子を持つ親でも、子を持たない親でも、100人いれば100人が同じ答えだと思います。もちろん、子どもに対しては「叱る」が適切ですよね。

では、子どもに対して「叱る」と「怒る」実際にはどちらが多いですか

こうなると、答えが逆転してしまう人が多いのではないでしょうか。

例えば、子ども(仮に5歳程度の男の子)が親である自分に対して、手加減なく叩いてきたとします。5歳くらいになると、加減を知らないため、本当に痛い。その時、親である私は、子どもに対して、理想のとおりであれば、

「〇〇ちゃん、力いっぱい叩いたらだめでしょ!叩かれた人のことを考えてみてね。自分がされたら嫌なことは、人にもしたらだめなのよ。」

といった感じで叱るところですね。

さて、同様に私が子どもに叩かれ、怒る場合はこんな感じでしょうか。

「〇〇!痛いじゃない。やめてよ。次にやったらお母さん(お父さん)も本気で叩くからね!」

言葉に並べて表してみると、全然違いますね。
どちらがいいのかという論評はさておき、もう一つのパターンを上げさせてください。

「〇〇ちゃん、痛いよー。お願いだからやめて。」

このような受け身だけの対応もあるのかもしれません。分類としては「叱らない」とさせてください。

子どもを育てる親だって、まだ成長途中の人間です

この「叱る」、「怒る」、「叱らない」に大別しましたが、どれが正解なのでしょうか?またはどれが不正解なのでしょうか?

理想としては、やっぱり毎回「叱る」ことのできる人、なんですかねー。そこを目指すのはいいことなのかもしれませんが、例のようのことがあって、叱ることばかりできる人というのは、子どもと本当の意味で向き合っていないんじゃないかなと、私は思います。

理想論としては異論はありませんが、私も人間です。子どもが許せないことをすれば、当然、怒るべきだと思います。教科書どおりに叱ることしかしない人は、もしかしたら偉いのかもしれません。ただ、叱ることだけしかされなかった子どもは不幸だとおもいませんか。

誰かに、感情むき出しに怒られた経験というのは、子どもをある種成長させてくれるものだと思います。大人になり、いつか他人に怒られることもあるでしょう、その時のために、心の鍛錬も込めて、親に怒られることがあってもいいんじゃないかなと思うんです。

このように書くと、相当ひどい親と考えられそうですが、親も人間なんですから、怒ってしまうと、後で必ず後悔するんです。そうすれば、次回は叱ることもできるでしょうし、余裕ができれば叱らないこともできるかもしれません。

子どもと一緒に、親も成長していけば、子どもは感情豊かな大人になるのではないでしょうか。

毎度「叱らない」は子どもをだめにする

ただ、これはだめだと断言できます。
根拠のない話で大変申し訳ありませんが、最近、街でみる親たちを見て思うことがあります。

子どもにまったく関心がないのか、叱らないんです。
子どもが靴で上がってはいけないところに上がっても、
子どもが静かにしなければいけないところでぎゃーぎゃー騒いでも、
子どもが他所の家の車をべたべた触ったり、敷地に勝手に入ったり、

とにかく、叱らない。
なぜなのかは分かりませんが、いたる所で見受けられます。

昔は近所のおっちゃんなどにでもバシバシ怒鳴られていましたが、今はそんなこともなくなって、加えて親も叱らなければ、子どもがどのように成長していくのかとても心配になります。

結局何がいいたいのか

繰り返しになりますが、私は、お父さん、お母さんは子ども達より数歩先を行く大人ですので、その当たり、空気を読みながら、バシッと叱るときは叱る、あまりにも腹を立てることがあれば、遠慮なく怒る、そして怒りすぎたなと思えば、叱らない、の3段活用が一番じゃないのかなと思います。

ただ、もしかしたら怒り始めると自分では止められない人もいるのかもしれない。そのためにも、お父さんが怒るときはお母さんが、お母さんが怒るときはお父さんが、子どものフォローをしてあげる環境をつくっておくことが大事なんだと思います。

お父さんもお母さんも一緒になって怒ってしまうと、子どもは逃げ道がなくなってしまいますからね。

子育てのヒントになれば幸いです。

おわり。

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