新型コロナウイルス感染症│試される人類、日本が世界の主軸になれ

時事ニュース
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国立感染症研究所によると、新型コロナウイルスは、2019年12月以降に中国武漢市で発生した原因不明の肺炎患者から検出され、翌2月11日、WHOにより新型コロナウイルス感染症の正式名称を「COVID-19」と定められたものです。

私たちは、目に見えない極めて小さな小さなウイルスに、経済環境や生活環境をはじめ、人々の生命にいたるまで、窮地に追い込まれている状況にあるといえます。

日本が世界に先んじて新型コロナウイルスの発生を止め、終息させるには

現状の分析を先に進めていきます。

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2極化する日本。感染を防いでいたのではなく、日本人の生活習慣が感染爆発を抑えていただけかもしれない

 

日本人の新型コロナウイルスへの意識の低さは異常すぎる

発生したとされる2019年12月から数えて、たった4か月で世界中の人々の社会活動、経済活動を停止または停止に近い状況にまで追い込み、見えない恐怖に怯える状況におかれたのに、こと日本国内においては次の二極化に表されるように思う。

  • 現状を十分に把握し、必死に感染の拡大を防ごうとする人(または考える人)
  • 何も考えていない人

全ての人が前者の考えにいたれば、今後、爆発的な感染者出さずに済むかもしれないのに、後者の割合が多くを占めるという状況にあると言わざるを得ない。

行政機関をはじめ、医療従事者や福祉施設等務める一部の人々は新型コロナウイルスの驚異を理解し、いかに感染者の増大を抑制するか、遅らせるかを考えている。
確かに遅きに逸している感はあるが、それでも出来ることに取り組んでいると感じられる。

しかし、肝心の地域住民はどれだけの意識があったか。
生活必需品であるトイレットペーパーやアルコール消毒液、マスクなどの不足に伺えるように、モノがなくなることへの危機感から過剰な購買意欲により過度に買い求めることに終始し、マスクを購入することがミッションとなり、マスクさえしていればどこで何をしてもよいといった到底理解できない行動を起こしていなかったか。

日々のニュースで繰り返されるのは、花見を規制しているにもかかわらず、「知らなかった。」や「少しくらいなら。」、「若さで問題ないかと」などと信じ方理由によりルールを守らない人々の多さが目立った。

「自粛疲れ」などと喧伝すべきではなかった

3月の末の3連休には年度の変わり目ということもあり、人が動いた。

新入学のための準備や就職のための移動、転勤の移動などはある程度仕方ないとは思うが、メディアにより後に一斉に報道されることとなる「自粛疲れ」による不要な外出や旅行はいただけなかった。

行政やメディアは連休前には気を緩めないように、繰り返し外出を控えるように喧伝すべきであったところ、「自粛疲れ」との名のもとに、外出する口実を国内に与えてしまっていたのではないか。

これにより(もちろんこれによらないものもあるが)、意識の低い人々は外出した。
そして、国内各所で大きなクラスターが発生した。

この数日、欧米ほどではないにしろ爆発的に感染症患者が増大、医療崩壊が起きる程ではないにしろ、今後もさらなる増大が予想されるまでに感染が拡大してしまった。

ここまで日本で拡大しなかったのは、日本人の習性による部分が大きい

これまで日本人の感染者数も死亡率は、世界に比べるととても小さいものであったので、「日本モデル」などと言われていた。

明確な根拠はないにしても、次のような日本人の習性によって感染がある程度抑えられていたということは言えると考える。

  • ハグ、握手をする習慣がない
  • 花粉症持ちの人が多く、マスクをする習慣がある
  • とてもきれい好き、手洗いうがいは基本
  • 街をはじめ、オフィスや公共施設、自宅であってもとても衛生的

日本人の特性として多くの人に共感が得られる事情だと思う。

これらの日々の生活習慣によってコロナウイルスがまん延しない取り組みが知らず知らずの間に行われてきた。

だけのことではなかったか。

今、都市部を中心として、感染スピードが一段と早くなっている状況にある。
このままでは欧米のように、または中国のようにならないとは限らない。

今、私たちは試されている。新型コロナウイルスに負けてはならない

私たちはコロナという新たな脅威に試されている。
小さなウイルスごときに負けるわけにはいかない。
そろそろ攻守交替の番にある。

私たちが市民レベルでできることは何か。

いまこそ、本気で外出を控える

コロナウイルスは大きく人から人に介してしか生き延びる術を知らない。

私たちはウイルスが見えないがために過剰に恐れてしまっているのではないか。

家族単位で可能な限り外出を控え、嵐が過ぎ去るのを待つようにジッと耐えることをしたら、必ず嵐は過ぎ去るのである。

ウイルスを過度に恐れてはいけないが、甘く見てもいけない。

新たな感染者の増加を遅らせる又は抑えることが、新型コロナウイルスの終息を早める唯一の方法だと理解しなければならない。

医療環境の限界が近づいていることを理解する

病気になってはじめて病院で働く医師や看護師のありがたさが分かるもの。

彼らがいなければ、医療が崩壊してしまうと救える命が救えなくなってしまう。
そして、さらなるパニックが国中を襲うことになりかねない。

日本は世界の先進国に比べてICU(集中治療室)の数が人口比ベースでも少ない。

新型コロナウイルス感染症の症状に肺及び呼吸器に症状が現れるため、重症化すると人工呼吸器などの医療機器を用いることが求められる。
これらの医療機器を稼働すると医師や医療スタッフの負担が倍増すると言われている。

また、症状については、感染しても症状が全く現れない人や軽い症状の人も多くおり、これらの方が入院することで、医療スタッフの負担を重くしている状況もある。

感染症患者を出さないことも重要であるが、いわゆる軽症者を自宅や宿泊施設等において療養し、重症化した人のみを医療機関に搬送するという仕組みづくりが急がれる。

私たちが出来ることは「想像力」をもって行動すること

皆が好き勝手に遊びまわり、仕事をし、体調が悪くても外に出て・・という行動を繰り返すことがどのような将来を招くことになるか、私たちは想像する必要がある。

毎日何人の感染者が発生した、という報道が流れているが、数字ばかりが先行して現実味が伝わっていないのかもしれない。

もし、家族が、恋人が感染しないようにはどのような行動をすればよいか、それぞれが真剣に考えるしかない。

その行動の結果が新型コロナウイルスに勝つという事実にたどりつく唯一の手段だと思う。

日本人はその冷静な判断力と想像力を有していると信じている。

 

 

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