幼稚園や保育所に通う子どもがいると、我が家もそうでしたけれど、小学生に上がる前段階として、ひらがなとカタカナを覚えさせたりしますよね。そして、算数では、簡単な足し算、引き算をできるように準備したりもします。
年長さんくらいになると、お手紙交換がはじまって、早い子は年中さんくらいから文字をきれいに書き始めるお友達が現れ、それを持ち帰った親が〇〇ちゃんに負けていられないと、子どもにあの手この手で勉強を教えます。
大体、このようなパターンが勉強をはじめるきっかけとなるのではないでしょうか。
勉強ができる子に育つか否かは、小学校低学年が一つのターニングポイントです。
小学校に入る前は正直、文字が書けても書けなくても、足し算ができてもできなくても関係ないと私は考えています。
そこを押さえた上で、我が家では、「こどもちゃれんじ」をやっています。これは、文字を覚えるなどの一定の成果もありますが、一番大事なことは勉強を習慣づけること。だと考えています。
逆にこの頃の子どもににしてはいけないこと、つまり結果的にマイナスに働くこととして、年中、年長さんの頃に先さきに進んで勉強を進めてしまう方もいると思います。子どもの理解が早くて親も嬉しくなってどんどん先に進めてしまうんですよね。
これは絶対にNG。
想像してください。小学1年生になって、毎日、先生の話に新しい発見や疑問を抱かない毎日。そしてテストは100点。心はまだ子どもですので、他の子どもが一生懸命勉強している姿をみて「こんなこともできないのか。」とバカにしてしまうかもしれません。
結果、慢心してしまい、勉強をしない子になってしまう可能性があります。
そうすると小学生が中学年から高学年になるにかけて、過去の栄光(といっても1年生時の話ですが)を引きずって、頭でっかちな子どもになってしまう恐れがあるのです。
じゃあどのような教育スタイルがいいのか。
小学生低学年の頃から塾に行かせているご家庭も多いと思います。
家庭教師を招いてみっちりと教えているご家庭もあるかもしれません。
なぜ、塾や家庭教師に行かせるのでしょうか?その理由は?
塾に行って勉強することを習慣づけるためでしょうか。
それなら小学校高学年からで十分だと思います。
子どもの立場に立って考えてみると、特に小学生の間は、お父さんかお母さんが勉強を見てあげるのが一番効果的なんです。一緒に勉強して覚えていったことを親子で分かち合いながら、励ましあいながら、勉強するのが一番なんです。
お父さん、お母さん、勉強面で子どもと距離をとっていませんか?
自分たちの時間を確保したいがために塾に行かせていませんか?
子どもは本当に塾に行きたがっていますか?
勉強は学校が教えるものと勝手に決めつけていませんか?
学校から出される課題にお父さんでもお母さんでも構いませんので、マンツーマンで教えること、これが一番子どもの実のある勉強となるのではないでしょうか。
もちろん、そこには家族の甘えなども生じることと思いますので、色々なアイデアを凝らして、工夫しながら勉強をしていくことが大事なんだと思います。
子どもの成績が伸びる勉強法ってあるの?
小学校低学年の頃の勉強方法と高学年の頃のそれとは大きく目的も異なると思います。
低学年の頃はただひたすらに毎日勉強する時間を設けること。これが目的なんだと思います。勉強している内容はそんなに難しいものではありません。
毎日、たとえば30分程度しっかりと集中して勉強すれば、学力的には問題ないレベルまでいけると思います。
繰り返しますが、大事なことは勉強の習慣づけることなのですから。
そして、この時期からお父さんかお母さんのどちらか(もちろん入れ替わってもOK)が、一緒になって勉強することが大きなポイントです。
その時に気を付けることをまとめてみました。
- 何度も何度も同じことを繰り返し勉強する。ドリル、問題集なんでもOK。
- 親は怒らない。
- 子どもの集中力が途切れないように上手に勉強をリードする。
- 集中力が切れたなと思ったら、時間を決めて休憩。
- 勉強を終えると小さなご褒美を(おやつ、シールなど喜ぶものはなんでも)
- 勉強している間は親が隣に必ずつく。(子どもと同じように集中。スマホなどみない。)
- とことん褒める。
何個か書きましたけれども、雰囲気だけでも読み取っていただければ。
日々の勉強の積み重ねは、結果、高学年に花開くんです。
小学生低学年の頃にしっかりと毎日習慣づけて予習・復習したことは、高学年となり、学習量が増えた時に真価が現れます。
そうなると、自分で勉強出来る子になっていますので、本当は塾にも行く必要がないんです。
そもそも塾に行ったからといって成績が上がるものではないんですよね。全然勉強をしていなかった子が、中間どころまで成績が上向くことはありますが、やっぱり上位を目指す場合には、きっちりと自分で主体的に勉強出来る子でないとなかなか難しいのです。
理想論のきれいごとですが、これまで書いてきたような気持ちで我が家では子どもの学習に取り組んでいます。自宅学習がほとんどとなりますので、書店などで売っている問題集のようなものはどんどん買っています。
やっぱり勉強は色々な問題をどんどん解いていくことが基本だと思っていますので。
小学生の子ども、これから小学生に上がる子どもをお持ちのご家庭の参考になれば幸いです。
おわり。
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