こんにちは。
色々な書籍や伝聞でも、「睡眠」は大事だと言われますよね。
でも、どうして受験前になると、その定義が揺らぐのでしょうか。
我が家の子ども達は現在小学生ですので、特に受験を控えているわけではありません。睡眠についてあれこれと子どもに注意を払ってはいませんが、これから高校受験や大学受験を控え、ある程度今の内から親としての意見をはっきりとさせておくべきだと思い、記事にしていきたいと思います。
小学生時の睡眠時間は何時間程度が理想なのか。
それでは、実際小学生のお子さまをお持ちのご家庭では何時ごろに子どもを寝かせているのでしょうか。
「ベネッセ教育総合研究所」の統計をみてみました。
お時間のある方は、ベネッセ教育総合研究所の研究結果をご覧ください。
本統計によると、小学生の起床時間は6時30分から7時頃が約3分の2と一番多く、次に6時より前又は6時頃が20%くらいでした。
そして、就寝時間を見てみると、10時前又は10時頃が56%程度、10時30分又は11時頃が27%程度と、80%を超える小学生が11時までに就寝しているようです。
このため、小学生の平均睡眠時間は8時間以上が78.8%と約80%程度が8時間以上の睡眠をとっているという統計結果となります。
本統計データにあるとおり、小学生は8時間以上の睡眠が理想の睡眠時間だと言えると思います。ちなみに、中学生は6.5~7.5時間が一番多く50.5%、高校生は6時間未満が一番多く50.1%と、年齢が上がるにつれて、睡眠時間が減少している状況が見て取れます。
我が家の子ども達の睡眠時間は。
適正な睡眠時間は、人それぞれだろうと考えます。
睡眠をとった方が、力を発揮する人もいるでしょうし、睡眠時間を切り詰めてでも違う学習等を行った方が、力を発揮する人もいるでしょう。
人それぞれだとは思いますが、私は、出来る限り(少なくても子どものうちは)睡眠を多く取るべきだと考えています。
我が家の睡眠に対する考え方についてご紹介いたします。
まったくもったいぶるものではありませんが、我が家は睡眠に対してほとんど干渉しません。小学6年生の長女は、休みの日には12時間睡眠を平気にやってのけますし、夜更かしもあれば、睡眠不足の日もあります。
親としては、できれば早く寝てほしいと思っていますので、その点だけは教えますが、基本次の日、朝何も行事がなければ自由に寝かせてやります。
睡眠は、子どもにとって成長するのにとても重要な要素だと考えており、起きている間、日々新たな発見や疑問に対する思考を巡らせているので、相当脳を酷使しているものと考えられ、出来る限り睡眠をとり、頭のストレスの軽減を図るために必要不可欠なものと考えています。
また、子どもですので、例えば、眠たくない日や眠れない日に、同じように9時に寝かせ、朝6時に起こすといった生活習慣の押しつけは関心できませんし、強要は子どもにとってストレス以外何物にもならないと思っています。
このような考えに立っていますが、子どもが一緒に寝ようというような時には、出来る限り一緒に布団に入り眠るようにしています。それが、子どもにとって一番の成長につながるものと考えているところです。
最近は共働き家庭の増加もあって大人の事情に子どもが付き合わされているのでは。
近年、共働きの家庭が増えています。
(厚生労働省「厚生労働白書」、内閣府「男女共同参画白書」、総務省「労働力調査特別調査」、総務省「労働力調査(詳細集計)」より
このような状況では、子どもは両親に併せて眠る時間は遅くなり、朝は早く起こされてしまうことは容易に想像できます。
子どもは睡眠時間を削られ、良質な勉強時間を確保できない状況がうまれているのではないでしょうか。
睡眠時間と学習能力の向上は相関関係があるのでは。
我が家の考え方が続きます(根拠がなく申し訳ありません。科学的な根拠を求められると反論できません。経験則で語っています。)が、特に小学生の間は、睡眠時間の量が最優先で、続いて、学習量がきちんととれているか。これにつきるものと思います。
また、小学生の間は「学力の結果」よりも、学習に対する姿勢が大事だと考えていますので、中学、高校と自身で行う学習への素地を固める期間として、出来る限り、集中できる学習時間が確保できるように、しっかりとした睡眠時間を確保してあげたいと考えています。
例えるなら、寝不足の3時間の勉強時間よりも、きっちりと10時間程度の睡眠をとった後の1時間の学習時間の方が、断然有意義だと思います。
まとめ。
つまり、小学生の間は、睡眠時間を出来る限り確保する意味でも、8~10時間、それも厳しく眠る時間、起きる時間を決め込まないで、出来る限り自然に眠る時間を確保できるように、親がタイムスケジュールの管理をしてあげるべきだと考えます。
学校から帰ってきてから、夜ご飯までに集中して勉強する時間を1時間程度設け、そして、ご飯を食べた後に、1時間程度集中して勉強する。
このような繰り返しが、子どもにとって良質な睡眠と学習時間の確保につながるのではないでしょうか。
おわり。
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