PTA役員を経験した私がPTA問題の解決策を提案します

PTA活動
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小学生のお子さまをお持ちのご家庭は、そのほとんどがPTAと聞くと嫌な印象を持たれるのではないでしょうか。

でも、大事な組織だということは分かるんですよね。
分かってはいるけれど、、というやつですね。
人付き合いが苦手な人もいるでしょう。

仕事や小さな子供がいたりして、大変だという人もいるでしょう。
様々な事情を抱えてのPTAなので、お手伝いはしたいけれど、今は難しい・・という方も多いのではないかと思います。

一昨年PTA役員を務めた私が勝手に提案をしていきたいと思います。

PTAの何がダメで何が良いのか。どこをどうすればうまく回り始めるのか

こういう人に見ていただきたいです。

  •  現在PTA役員を務めていて、現にPTA運営に困っている
  •  PTAの在り方を考えている保護者の皆様
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PTAを忌避する理由

整理していきたいと思います。
保護者目線でなぜPTAに入りたくないか列挙していきます。

1.そもそもPTAって仕事させられるだけじゃない?

このように考えている人が驚く程多いと思います。
そもそもPTAの仕事をやらせられると思っているのですね。

2.日中の仕事が多すぎる。そして拘束時間が長い。

お母さん方どれだけ暇と思われているのか。
というくらい日中に集められ、仕事をします。
効率よく仕事すればすぐ終わるのでは?と思うこともしばしば。
そして、拘束時間が長い。
暇な人がお話をする場として集められているのか、PTAの仕事をするために集められているのか、そのあたり分からなくなる時ありませんか。

3.長く努めている人がなぜか牛耳っている

これまでのルールを覚えている人がどうしてもPTAを引っ張ります。
新参者はその意見を肯定して、仕事をしていくしかないのでしょうか。

4.一部の人の意見しか通らない、発言の強い人が勝手に引っ張る

声の大きい人、静かな人を従えている人が大きなことを言って、何でもルールを決めてしまう。
その人が勝手に都合のいいように動かしてしまう。

5.求められる内容が子どものため?という疑問だらけ

PTAに参加して仕事はするのはいいのですが、やっていることが段々となんのためにしているのか分からなくなることがあります。
本来、子どもが楽しみながら学べる環境を親と地域、学校でつくるための活動だと思いますが、親同士のいさかいや発言の強い人の言いなりのような形で、本来の姿が大きく歪められている。

では、どうすればよいのか。

PTAのあるべき姿、求められる姿はどのようなものか

ここから対策を提案していきます。 PTAのあるべき姿、求められる姿を探っていきます。

提案1│PTA活動に対価を求めてはどうか?

共働きが当たり前の昨今。
どうせ保護者からPTA会費を徴するのであれば、役員は正式な仕事として報酬をだしてはどうでしょうか。
PTA活動の有料化。
一部の人にお願いする保護者も、仕事として活動を行う人も、お互いがウィンウィンの中ですっきりと活動することができますよね。
費用は最低賃金と同額でよいと思います。
あとは需要と供給で地域地域で調整すればよいですね。
でも、いささか性急すぎる結論かもしれません。
少し時が必要かもしれませんが、悪い話ではないのは分かっていただけると思います。

提案2│保護者はPTA役員になりたくないのか、PTAの仕事をしたくないのか

このようにも考えました。
例えば、PTA役員はPTA役員としての仕事、総会の運営や事業の立案、総括などの最小限だけして、実働は可能な限りしないという取り決めをするというのはどうでしょうか。

いわば、責任の分散化ですね。
ただでさえ、役員に仕事の重圧が乗っかってきますよね。 これを一切排除して、名前だけまたは指示系統だけを担うというものです。
そして、実行するのはその他の会員たち。
これだと、PTA活動に参加される方はみな何らかの仕事をするようになり、不平不満なく仕事が行われるのではないでしょうか。
つまり、

  •  PTA役員はルールを作るもの
  •  PTA会員はルールに基づき実行するもの

こういった考えですね。

提案3│極限までPTA活動を切り詰める

これは1年程度リーダー的存在の人がそれぞれの仕事を査定していき、真に必要な仕事を取捨選択するもの。
リーダーは1年の間に、徹底的にPTA事務、活動のスリム化を図ります。
私がPTA活動を見てきて、一番に思ったことは、歴代のPTAの各部の役員さんたちが、バインダー一杯の引継書なるものをつくり、事細かにやらなければならないことを積み上げていくのです。
これはマイナスの要素でしかなく、どんどん仕事をルーティン化していってしまいます。
これによって、段々と事務の硬直化が進み、ここまでは絶対にしなくてはならないという思いと、次の人にバトンをつなぐ際に、自分がやってきたことはしなければならないという押しつけが発生するというものです。

そして仕事を終えた役員は必ずこの仕事は大変だと風潮して回ります。

そんな仕事誰がしたいと思いますか?

でも、改めて考えた際には、もっとスリム化を図ることができる事務ばかりなんですよね。
ここを一度洗いざらい見直すということは、ひいてはPTAの仕事を軽くして、次に担当する人の仕事を減らし、PTAをやってもいいかなと思う人を増やす要因にもなるのです。

提案4│人間関係の構築が難しい人にも担う事務を作る

これには仕事をしている人や小さい子どもの子育て真っ最中の人なども含まれるものと考えます。
つまり、日中PTA活動を行えない人も何らかの形で仕事を行えるようにする仕組みをつくろということです。
やっぱり、我が子を小学校に預けていますので、ある程度PTA活動に前向きな人も多いのが現実だと思います。
そんな人でもしっかりと活動できるように仕組みを整えてあげることが重要だと考えます。
たとえば、個人情報を扱わない程度に、在宅で書類をつくったり、集計をしたりする仕事を行う役割を与える。
これもしっかりとした仕事ですよね。
また、思い切って学校に集まる会議をチャット等の機能を使った打合せに変えるというのもアリだと思います。
いずれにしても、わざわざ学校に、日中集まって考えなければならないことなんてそんなにはないハズなんです。
それができない人のために、違う仕組みを整えることが、ひいては活動を進める術にあるのではないでしょうか。

新しいことをする場合、勝手に役員で決めてはいけません

何点か提案をしましたが、一つ重要なことがあります。
新しいことをする場合、役員だけなど、一部の人で決めてしまってはいけません。
しっかりと今ある会則の中で、意思決定をしながら進めてください。
でないと、必ず反感をいだく親御さんがでてきます。
せっかくいいことをしようとしているのですから、時間を惜しまず、着実に会則に基づいた決定を進めてください。
それが、最終的には満場一致でのルール決めとなってきますから。

改めてPTAとは何か押さえる

PTAとは、Parent Teacher Associationの略です。
直訳すると、「保護者と教職員による社会教育関係団体」なんですよね。
保護者と教職員による団体なんですよ。児童は含まれないです。
地域社会において、子どもを見守り、すこやかな育ちをサポートするための組織なんです。
この辺りのPTAの生い立ちを踏まえて、これからのPTAについて考えていきたいですね。

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