今日は日本の教育環境についての愚痴を書いていきます。
共感持てたら嬉しいです。
教育現場では「ボランティア」っていう意味知っているのか!?
ボランティア活動って私たちが子どもの頃にもありましたし、普通に今でも一般企業でもどこでもありますよね。
例えば、ハロウィンで夜遅くまでお祭り騒ぎをした翌日の朝、若者たちが渋谷界隈の道路上のゴミをコスプレをしながら回収するという、まさにボランティア精神にのっとった活動をしている。といったニュースが流れたりしますよね。
そう、これがボランティアです。
一応、ボランティアの定義を調べてみた
ボランティアについて厚生労働省のHPから次のとおり抜き出しました。
〇 ボランティアについて明確な定義を行うことはは難しいが、一般的には「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。
○ ボランティア活動を行い、実費や交通費、さらにはそれ以上の金銭を得る活動を「有償ボランティア」と呼ぶ例もある。
○ 平成 4年の社会福祉事業法(現 社会福祉法)の一部改正において、「国民の社会福祉に関する活動への参加の促進を図るための措置に関する基本的な指針」の策定とともに、国及び地方公共団体がそのために必要な措置を講ずることを規定(第89条)。あわせて社会福祉協議会の事業に「社会福祉に関する活動への住民参加のための援助」を規定(第109条2)した。
○ 「国民の社会福祉に関する活動への参加の促進を図るための措置に関する基本的な指針」(平成5年厚生省告示)においては、ボランティア等の福祉活動について以下を示している。
・ 活動の自主性、自発性及び創造性が最大限に尊重されなければならない。
・ 支援策が国民の自己実現や社会参加への意欲に沿い、これらに寄与するよう行われなければならない。
・ 公的サービスでは対応し難い福祉需要について柔軟かつ多様なサービスを提供することが期待される。厚生労働省HPより
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1203-5e_0001.pdf
と、長いですが記載がありました。
ポイントとしては次のとおりです。
「自発的な意思に基づき他人や社会に貢献する行為」
これです。
自分の意思で他人や社会のためになにがしかの活動を行うこと。です。
まさにボランティア精神。
そんななか。
我が子が通う中学校のボランティア活動は・・
毎月1度、とあるボランティア活動が学校の生徒会活動の一環で行われています。
よくある地域の清掃活動なのですが。
しかし、納得がいかないことが何点か。
一つ目。
なぜか、ボランティアなのに当日の点呼が取られる
これはいったいなんなのか。
点呼が取られる理由は、そうです。内申点。
ボランティアに参加した回数の多い人は内申点が高い、なんて。
一体何を考えているのでしょうか。
これが義務教育の中学校教育の中で公然と行われるべきことなのでしょうか。
そもそも、ボランティアなのであれば、行くのも行かないのも自由であるべきですし、週休日に行われるので、部活や塾、家庭の事情などで参加したいけれども参加できない人もいるじゃないですか。
それを、点呼まで取って、内申点に影響を与え、ボランティア精神ではなくて、内申点を上げるために参加をするといった、なんのための清掃活動なのか分からない状況を生み出しているのです。
ボランティアじゃないなら課外授業にでもすればいいやん
先般、子ども達に先生が言ったそうです。
二つ目
〇〇(そのボランティア活動)への参加率が多いから、次のボランティアには必ず出席するように!!内申点に響くぞ!!
っと。
これを子どもから帰って聞いたときには、唖然としました。
ボランティア精神を育むためにそういった清掃活動を生徒会行事として実施しているのだと思っていましたが、進学するための手段として利用されているだけです。
ボランティアではなくて、最初から課外授業か何かにすればいいじゃないかと思ってしまうのですが、乱暴な意見なのでしょうか。
そんな中育った子ども達は将来どうなるのか
つまり、中学生の頭には次のようにインプットされます。
ボランティア=何かの見返りを期待して嫌だけど実施するもの
先に記述したボランティアの定義を逸脱したような、新たな定義として子ども達の頭の中にはインプットされることでしょう。
結局、自分にとってメリットになるならばボランティアをしてもいいかなといった、よこしまな考えでボランティア活動というものに取り組むようになります。
そんな将来、全然美しくありませんよね。
いまや古き良き日本の文化はメリットデメリットだけに支配されたつまらない世界に移り変わろうとしています。
日本は一体どこを目指そうとしているのでしょうか。
これも文部科学省が考えた学校教育の一つなのでしょうか。
もう、情けなくなってきましたので、これくらいにしたいと思います。
若者たちが「自発的な意思に基づいて、困っている人、弱っている人を無性の精神で助け合える社会」を築いてくれることを真に願っています。
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